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Twitterの架空懸賞詐欺に注意

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みなさん、Twitterのタイムラインを覗いていると

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のようなリツイートを見る事があると思います。

大手企業や団体が、ファンの拡大と商品の認知度・ブランド価値の向上を目指して「プレゼント企画」をするというのは、昔からある広報活動としてみなさんもご存知かと思います。

これまで新聞やテレビなどのメディアを通して行われてきたこの広報活動は、近年のソーシャルメディアの台頭により、Twitterをはじめとするユーザ数の多いソーシャルサービスにおいても展開されるようになりました。

しかし近頃この流れに便乗した、「架空プレゼント詐欺」を行う詐欺業者が大量発生しています。

私たちはプレゼント企画に飛びつく前に、企業の公式アカウントによる本物のプレゼント企画と、詐欺業者のそれを見分ける必要があります。

ということで、いくつか見分け方を並べておきますので、少しでも怪しいと思ったら、確認してみてください。

 

架空プレゼント詐欺アカウントの見分け方(参考)

1.「アカウントは本当に公式か」

当然、【公式】と書いてある事が、公式である事の担保にはなりません。
企業のアカウントを名乗っているのであれば、企業の公式ホームページからそのTwitterアカウントにリンクが貼ってるはずであり、プレゼントアカウントだけが単独で存在する事はありません。(そもそも、企業プレゼント企画はフォロワー数の多い公式アカウントでやる事に価値があり、新規のプレゼント専用アカウントを作るという選択肢を取る事はほとんどありません)
また、詐欺業者によるプレゼント企画のアカウントは、企業からの告訴を避けるため企業名自体を書かない場合も多くあります。

たまに個人であっても自己宣伝の手段としてプレゼント企画をしている奇特な人も居ますが、高額プレゼントを連発しているような個人アカウントはほぼ100% 架空プレゼント詐欺な可能性が高いです。
見分け方は、本物の個人のプレゼント企画を行うような人は、自己宣伝や自己演出として行うので、普段からプレゼント関連以外のツイートや、フォロワーへの返信、面白リツイートなど対外を意識した発言が多くツイート総数も相当な数になっているはずです。

 

2.「ホームページのアドレスは本物か」

ツイート内や、プロフィール内にホームページのアドレスがある場合、そのアドレスが企業公式のものか確認すると良いでしょう。
実際にクリックするのが怖い場合は、記載されている企業名をGoogle等で検索して開き、そのホームページのアドレスと、ツイート上に記載されたアドレスが同じドメインからはじまっているかどうかを確認しましょう。
スパム業者の誘導先URLは、FC2などの無料ブログのアドレスである場合が多いです。

ホームページアドレスの記載が公式のものでない場合は注意が必要です。

 

3.「応募期限の記載はあるか」

企業のプレゼント企画であれば、かならず応募期間の記載があります。
詐欺業者によるプレゼント企画のツイートは、事前に用意したいくつかのパターンのプレゼント原稿をランダムで自動投稿していたりするので、応募期限や抽選日の記載が無い場合が多いのです。
応募期限や抽選発表日など記載のが無いプレゼント企画は注意が必要です。

 

4.「過去のツイートはどうなっているか」

アカウントの過去のツイートを見てみましょう。
詐欺業者のアカウントは、ほとんどの場合「プレゼント企画」のツイートの連投しかありません。(企業が広報としてプレゼント企画をする場合、フォロワー数の多い公式アカウントで行うのが普通で、普段の広報ツイートも多く存在するはずです)
詐欺の場合は、企業なのに 友人(らしき人)と会話していたり、支離滅裂な自動生成テキストをツイートしていたりします。

プレゼントツイートばかりの投稿アカウントだったりする場合は注意が必要です。

 

なんでこんな詐欺が流行っているか

それは、収入を得る手段としての算段がついている、つまりは儲かるからである。
しかもそれのほとんどは不労所得。はじめの仕組みさえ構築してしまえば、働かず(手間をかけず)して収入を得られるフォーマットとして確立しているからである。

 

稼ぎ方も様々

アフィリエイトサイト誘導による広告収入

「プレゼント企画の詳細はこちら」「申込みはこちら」などの文言で、広告バナーが散りばめられたサイトへ誘導し、広告バナーを何気なくクリックさせてアフィリエイト収入を得ます。特別な知識がなくても出来、リスクの少ない昔ながらの手法です。

 

個人情報売買による収入

大量の人に「当選しました。プレゼントを受け取るにはこちらに入力してください」と偽当選DMを送りつけ、「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」などを入力させます。
こうやって集めた個人情報をまとめ、専門業者に販売することで収入を得ます。

 

ツイッターアカウント売却による収入

フォロワー数の多いアカウントは、宣伝目的として利用した際の効果の高いアカウトとして高値で売買されています。プレゼントの応募条件が「フォロー&RT」としているのはアカウント売却時の価値をあげるためでもあると言えます。

自動でプレゼントツイートするbotを一定期間放置するだけで勝手にフォロワーと売却資産が無限に増える方式です。

個人情報売買とアカウント売却に関しては、
裏稼業な業者と金銭取引を行うリスクがあるので、リスクを負える個人または裏稼業同士、大陸系業者などが絡んでいそうです。

 

撲滅するには

これらの詐欺業者が一番困るのは、ツイートもできずフォローも増えなくなる「アカウント凍結」である。

Twitter社は、ユーザからのスパム通報およびブロックが大量に集まったアカウントに対して、迷惑行為を行ったと判断して「アカウント凍結」という処置を行います。アカウント凍結は、基本的に期間制で、通常であれば数日間の凍結が行われ、悪質な迷惑行為を行うアカウントと認められた場合には永久(またはそれに近い)凍結処理が行われます。

つまり、私達ができる、架空プレゼント詐欺なツイートを見つけた際の正しい処置は、「RT」ではなく「スパム通報&ブロック」である。

このポリシーが全ツイッターユーザに広がった暁には、ツイッターから目障りな架空プレゼント詐欺は消えてなくなるでしょう。

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